中学以来で海に出たのは小さな4.7mのヨットで
その魅力にのめり込む
「あこがれ」に乗って以来、海へのあこがれを抱きつつも野球にのめり込み過ごした高校時代。
大学に入学してヨット部というところを見に行ってみると、そこにあったのは長さ4.7mという乗用車ほどの大きさの小さなヨットで繰り広げられるスポーツの世界!
スポーツに未練があった自分は入部し、ここでインカレを目指すことに
小型のヨットは一般に「ディンギー」とよばれマイナーながらもオリンピック競技にもなっています。(次期東京オリンピックでは江ノ島で行われるそうです)
このヨットってのは日本ではいわゆる大学スポーツで一部の人を除いて多くが大学から横一線で始めるスポーツです。(もちろん経験者の多いチームもあります)
私は4年間チームメイトにも恵まれこのスポーツにガッチリのめり込みました。
風は見える?
まず、先輩に教えてもらったのは風の見方。
みなさんイメージしてください。
周りにはどこまでも胸くらいまで伸びた緑の草原が広がっています。風が吹くたび草は大きくなびき、緑のほわーんとした香りが全身を包みます。
鳥たちから見ると森を抜けてきた風が草原に黒いラインとなって進んでいくのがよく見えます。
そう!風は見えるんだ!!
よくテレビとかで見かける草原や森の映像を見れば草木や枝先が順になびく様子で風を見ることができます。
海でも一緒です青い波先は風が通ると震えます。風上を見るとそれが黒っぽい色となって海の上を風が翔けるのが見えます。見ようと思ったその日からくっきり見えるんです!!
それがすごく感激でした。
学校でのヨット部。
マイナースポーツと言いながらヨット部のある学校は高校や大学で全国にあり、ここで海に出会う人も多いように感じます。ヨットというスポーツの難しいのは危険と隣り合わせにあるということがやはり大きいです。
実力がなければ強い風に吹き倒されてしまいます。
そのためにレスキュー艇を伴って練習するのが決まりなので、安全を確保するには設備や燃料という面でお金がかかったりします。
もちろん天気を読む力や強い風を使いこなす力も普段から付けていかなきゃいけません。
それにお金がかかるのもまた事実。新しいヨットは車くらいの値段なので。
一方で楽しいのは2人乗りならば誰かと2人きりで海の上で自然とレースの相手との駆け引きを楽しめます。2人の動きがピッタリと合って綺麗にヨットが動く時はものすごく気持ちがいい!!
あと、よく人生が航海にたとえられるように、ヨットのレース1本の間にも風が変わったり気分が揺れ動いたり、いろんなことが起こります。ただ、海に入る間は陸のことはすっきりと忘れて目の前の風のひと吹きや波の形、ライバルとの駆け引きや、仲間・相方との協力に全力を注げることです。
他のスポーツも同じですが、そうやって純粋に勝負事や自然との対話に集中出来る時間ってとても幸せです。
まだ、これからヨット部に入るチャンスがある人は海との出会いの場として、一度見学に行ってみたりすることを全力でオススメします。もしかしたらビビッとはまるかもしれません。
こうしてやっと大学生にして日常的に海で過ごすようになった私なのでした。。
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