2016年1月7日

海の色 環境から海を考える

世界につながる海と「その地域の海」

リオオリンピックのヨット競技(セーリング)会場

今日の夕方のニュース(日本テレビ系 News every. 1/7放送分)で放送していましたが、
「今年夏のリオオリンピックのセーリング競技会場の水はスプーン3杯を飲めば人体に危険を及ぼす」
と報道されていました。

スプーン3杯で人体に重大な危険とは大変なことですね!会場付近は陸に大きく入り込んだ湾になっていて海水の循環もあまり良くなく、そこにゴミや汚染された水を捨てる人がいるために、このようなことになっていると思います。

日本の海は?


日本ではどうでしょう東京湾なども陸に大きく入り込んだ形をしています。なかなかに汚いです。それでも一時期よりも改善されて少しずつ魚や生き物が住めるようになってきてるみたいですね(同じく日テレの鉄腕DASHのDASH海岸とかを見ててもわかりますね)

同じく入り組んだ地形の大阪湾・瀬戸内海もあまり綺麗とは言えません。
私もヨット競技を大阪湾でやっていましたが、水の色は正直リオデジャネイロと一緒で夏の時期には死んだ魚やゴミが浮き異臭が漂っていました。

一度大阪湾の奥の水が巡回しない場所の水の成分分析を見たことがありますが、確かに有害物質が含まれて居るという結果が出ていました。

砂浜や天然の海岸がなくコンクリートで固められた海は浄化作用がとても弱まっています。だからなかなかゴミを捨てずに放っておいても浄化されていきません。

瀬戸内海に面する岡山県では漁師や学生が協力して底引き網でゴミを引き上げ分別して廃棄するという取り組みが行われているそうです。
こういう活動でゴミを除去すれば広い海は自浄されるようになっていくと思います。

海の色って何色?

海の色と言えば皆さんは青を思い浮かべると思います。
リオデジャネイロや悪い時の大阪湾の奥部の海は茶色(ウーロン茶)みたいな色をしています。
瀬戸内海の海は緑色です。オーストラリアのケアンズというグレートバリアリーフの中の港の水も綺麗な緑色をしていました。

すべての海の水はつながっていますが、水質や色は均一になることはありません。
大阪湾やリオデジャネイロも元は綺麗な青や水色をした海でした。
ただその元の色を知らない人は今の海を見ても汚いとはあまり思わないかもしれません。

綺麗な海を見る・歩く

海水浴や写真で綺麗な海を目にすることがありますね。
その場所が特別な場所なのは間違いないですが、身近にある海岸も元々は特別綺麗で人が海とつながっていた接点となる場所で、少し人が海の大きさに頼りすぎてしまったがために今はパッとしない表情の海になっているのです。

一昔まで、船から海にゴミを捨て放題の時期もありました。(今ではもちろん禁止です)
これから海が綺麗になっていく時期に来ているのは間違いありません。
少しずつの気遣いの積み重ねで何十年か先に東京や大阪の海も「東京の海」「大阪の海」としてキラキラしてたらいいなと思います。

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