2016年1月2日

海との出会い 本の中に広がる海

スコットランドを舞台にした子供達の物語

ツバメ号とアマゾン号の世界

私にとって海が特別な場所になったきっかけはイギリスの作家アーサー・ランサムの「ツバメ号とアマゾン号」から始まる12巻の物語でした。

「ツバメ号とアマゾン号」は、ウォーカー家の4人兄弟のジョン、スーザン、ティティ、ロジャがツバメ号という小さな船で休みの間、湖をまるで地球に見立てて冒険をする物語です。
見つけた観光用の地図を未開の地の地図に見立て、4人お小さな冒険者は見つけた湾や峠に島、山などに名前をつけてどんどん地図を埋めていきます。

日々、冒険を続けている彼らはアマゾン海賊を名乗る2人姉妹やその叔父のフリント船長らと出会い、大自然を舞台に壮大な冒険を繰り広げるのです。


私も小学校の時には森の中の川を越えて行ったところに秘密基地を作って遊んでいました。秘密基地から毎日探検をしていろんな場所を見つけ、見つけたものを基地に持って帰って、時には他の秘密基地のグループとちょっと喧嘩になったりしたり 笑


子供たちがは2巻の「ツバメの谷」以降は探検家や登山家になったり探偵になったり、はたまた小さな帆船で海に乗り出して行ったりと自由気ままに壮大な「ごっこ遊び」をしていきます。
私はそんな物語の世界にどっぷりと浸かって、いつか兄弟や友人とそんな冒険に出ることを頭の中で思い描いていました。

それからいくつもの物語を読んできましたが、今でもあこがれは輝きを増しており、海というのは私にとってとても大事な場所になっています。
大きくなってからはアマゾン号にそっくりなA級ディンギーという小さなヨットに乗るという夢も叶いました。

この本は学校の図書室や地域の図書館には置いてあることも多く、最近は岩波書店より文庫版が刊行され今なお日本を含む世界中で多くの人がこの物語と出会ってるのです。

本が好き、冒険が好きな方というあなた!
紙の扉を開いて海に乗り出してみませんか??

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